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顧客導線を"フローチャート化"したら、マーケと開発の会話が噛み合いはじめた話

2025年08月01日
顧客導線を"フローチャート化"したら、マーケと開発の会話が噛み合いはじめた話
フローチャートマーケティング顧客導線開発

顧客導線の見える化が必要な理由

「うちの EC サイト、ユーザーはどうやって商品にたどり着いてるんだろう?」

── これは、マーケティングや開発現場でよく聞く問いです。

実は、顧客の導線(Customer Journey)って、意外とチーム全体で"共通認識"を持てていないことが多いんです。「広告をクリックしてすぐ買う人もいれば、メルマガから再訪してカートインする人もいる」など、パターンが多すぎて把握しきれない。でも、全体像が見えなければ改善のしようもない。

そんな時、私がクライアント企業に提案しているのが「フロー図作成」の活用です。

文章から自動生成される顧客導線フロー

このツール、すごいんです。

文章で顧客の行動パターンをざっくり書くだけで、それをフロー図として自動で可視化してくれるんです。

たとえば、以下のようなテキストを入力してみます:

「顧客は SNS 広告を見てサイトを訪問。すぐには購入せず、メールマガジンに登録。翌週のセール案内を受けて再訪問し、商品をカートに入れ購入。」

するとツールは、以下のようなフローチャートを生成してくれます:

  • SNS 広告閲覧
  • サイト訪問
  • メルマガ登録
  • セールメール受信
  • サイト再訪
  • 商品カート追加
  • 購入完了

どうですか?

これを一目見れば、マーケチームも開発チームも、「あ、ここにリマインドが必要だね」「この段階で CVR 落ちてるかも」と、具体的な打ち手を即イメージできます。

さらに驚きなのが、分岐も書けること。

「広告から訪問してすぐ離脱した場合は、リターゲティング広告を配信」

こんな文も入力すれば、ちゃんとフロー図に"別ルート"として反映されます。これはマーケ視点でも、UI 改善の仮説設計にも超使えます。

実際の成果と効果

実際にこのツールを使ったクライアントでは、顧客導線の"抜け"に気づいたことで、トップページの導線設計を改修 → 離脱率が 15%改善。しかも、マネージャー陣からは「議論が感覚じゃなく、図に基づいてできるから意思決定が早くなった」と喜ばれました。

私たちコンサルがよく言う「現状の見える化」は、まさにこの"導線フロー図"から始まります。

「ユーザーがどう動いているのか」を、全員が同じ絵で認識できる。それだけで、組織全体が動きやすくなります。

もし、あなたのチームでも「顧客の動き、なんとなくしか分かってないかも」と感じているなら、

このフロー図作成、ぜひ一度触ってみてください。

きっと、最初のフローが出力された瞬間にこう思います ──

「また、このサービスを使いたい」。

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